公益財団法人わかやま産業振興財団は、基礎技術講座「中間管理職のための部下指導・コミュニケーション力」研修(全3回)を開催しました。
会場: フォルテワジマ4階 小ホール
日程: 令和6年 10月30日(水)、11月6日(水)、11月13日(水)
昨年に引き続き、株式会社インソースの澤田 和美様に講師として、ご登壇いただきました。
39名の参加者の皆さんは1日目の研修開始の自己紹介から活発に意見を交わされ、話が盛り上がる中で研修がスタートしました。
1日目(テーマ:コーチング)
研修では、「コーチングスキル」を学び、職場等において実践できるようになることを目指しました。コーチングは単なる指導法ではなく、部下が自ら考え行動に移す、その活動を支援するためのコミュニケーションスキルであり、講師の澤田様による講義と参加者同士のグループワークを通じて、以下のことを学んでいただきました。
- コーチングとは: コーチングの基本的な考え方。コーチングの効果。「ティーチング」と「コーチング」の違い。
- コーチングにおける心構え: 人に対する「プラス思考」。部下の長所を見つける。
- コーチングスキルの習得: 「傾聴スキル」「質問スキル」「承認スキル」とは何か。
2日目(テーマ:新人・若手のホウ・レン・ソウを上達させる)
研修では、新人・若手社員が基本スキルである「ホウ・レン・ソウ」を実践できるよう指導するための知識と実践方法を学んでいただきました。
- ホウ・レン・ソウを指導・強化する: 「ホウ・レン・ソウ」は現場で上達させる。
- ホウ・レン・ソウしやすい職場環境を整える: 風通しのよい職場づくり。前向きなコミュニケーションの土壌をつくる。気兼ねなく相談できる人がいること。
- ホウ・レン・ソウのさせ方、受け止め方: 自ら通常業務内で「ホウ・レン・ソウ」の手本を見せる。上司・先輩として「傾聴力」「質問力」を高める。
- 新人・若手のタイプ別ホウ・レン・ソウ: 「ケーススタディ」で考える。
3日目(テーマ:自分・部下・チームのレジリエンスを高める)
研修では、リーダーに求められる「レジリエンス(精神的回復力)」の知識と実践方法を学んでいただきました。
- 自分のレジリエンスを高め、壁を乗り越える: まずは自分のレジリエンスを高める。レジリエンスを高めるための3つのポイント。自信を持ち、強みを活かす~自尊感情
- 部下支援: 部下の感情コントロールをサポートする。部下の自尊感情を高める。部下の自己効力感を高める。
- チームのレジリエンスを高める~心理的安全性: 「安心して自然体でいられる職場」がチームのレジリエンスを高める。失敗してもよいから挑戦することを推奨する。自己開示をする。
参加者の方からは、以下のようなお声をいただきました。
「初めての受講だったが、講師の説明が非常に分かりやすかった。」
「グループワークでは異業種の方々と意見交換ができた。」
「今回のような研修が今後も予定されているなら、ぜひ参加したい。」
わかやま産業振興財団では、毎年、様々な研修を開催しております。(基礎技術講座)
研修事業を含めた各種のご案内を以下の媒体にて発信しておりますので、この機会にぜひご登録ください。
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公益財団法人わかやま産業振興財団、テクノ振興部テクノ振興班です。 中小企業等の研究開発に対する支援、生産性向上等に資する研修、産学官連携など、テクノロジーに関する多角的な支援事業を実施しています。