REPORT レポート

第6回イノベーション推進のためのDXセミナー「ますます進化する生成AIとDX」を開催しました!

第6回DXセミナー 和歌山会場の様子
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生成AIの最新の実力を知り、DXの考え方、基礎を固める

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こんな人にオススメ!

生成AI、生産性向上に関心のある方

和歌山県と公益財団法人わかやま産業振興財団 地域活性化雇用創造プロジェクトでは、令和8年5月27日(水)、ホテルアバローム紀の国(本会場・和歌山市)、田辺商工会議所(サテライト会場・田辺市)にて「第6回イノベーション推進のためのDXセミナー」を開催しました。
本会場で113名、サテライト会場で40名が参加されました。

※本セミナーは令和8年度の第1回目のセミナーです。
 本プロジェクトが開始した令和7年度から通算すると、6回目のセミナーとなります。

生成AIの急速な普及と「使いこなす」重要性

1人目の講師として、日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 エバンジェリストの西脇 資哲 氏をお招きし、「中小企業の変革を加速する生成AIとAIエージェントのインパクト」の題でご講演いただきました。

日本マイクロソフト株式会社 西脇 資哲 氏

OpenAI社のチャットGPTは、現在、若い世代を中心に「チャッピー」の愛称で親しまれ、身近な存在となっています。今や誰もが生成AIを使う時代。生成AIを「使いこなす」ことこそが競争力につながります。

MBA等の難関試験にも合格できる能力を持つようになった生成AIですが、使い方は難しくありません。話し言葉で指示するだけで、その力を存分に発揮してくれるのです。

経営においても、新たなデジタル人材を採用するのではなく、経験や関係構築力を持つ既存の社員に生成AIを「分け隔てなく」使ってもらうことが重要であると西脇氏は述べられました。

後半では、マイクロソフト社の生成AI Co-pilot(コパイロット)を用いて、1度の指示で複数の作業を自動化する例を紹介いただきました。AIが業務時間を圧縮してくれるので、社員は価値創造に時間を割けるようになります。社員がこっそり業務に生成AIを使う「シャドーAI」のリスク(情報漏洩など)を避けるためにも、経営層が早期に導入を決断し、組織全体でAI活用を推進することの重要性が語られました。

DXの本質をおさらい

2人目の講師は、富士通株式会社 シニアエバンジェリスト 松本 国一 氏です。松本氏からは「AI活用を考える前に認識しておきたい「DX」の本質」のご講演をいただきました。

富士通株式会社 松本 国一 氏

現在、特にアフリカ・アジア地域では、爆発的にデジタル化が進んでいます。日本は高度経済成長期に培われた「モノ・インフラ(=手段)さえ整えば人々は幸せになれる」という成功体験にとらわれやすい一方、インフラが発展途上にある地域は手段に縛られないぶん、目的を達成しやすいと同氏は指摘しました。

また、洗濯という一連の家事を例とし、「DX」と「効率化・デジタル化(IT化)」の本質的な違いが示されました。
洗濯板で手洗いしていたところに洗濯機を導入すれば一部工程は楽になりますが、これは「DX」ではなく「効率化・デジタル化(IT化)」にとどまります。「衣服を清潔に保ちたい」という本来の目的を自ら洗濯せずに達成できる仕組み、例えば洗濯のサブスクリプションサービス等こそが、DXに該当すると述べられました。

講演の終盤では、DXを進める上で有効なマインドセットが紹介されました。
まず身近な相手を具体的に思い描き、その人は何ができれば嬉しいか・幸せかを考え、それから実現方法を模索することがDXです。
企業の場合、思い描く相手はお客さま、そして社員です。
彼らが嬉しい・幸せな状態とは何でしょうか? それを実現するために、何をすべきでしょうか?
「ありたい姿を今一度考えてください」という同氏の言葉で、講演は締めくくられました。

社内展開のミソは成功体験の積み重ね

セミナー3人目の講師である名古屋鉄道株式会社 アシスタントマネージャー DX・マーケティング部 デジタルインフラ担当 三田 優作 氏からは、「名鉄グループにおける生成AI活用とDX推進」と題して、実際に組織のなかで、具体的にどのようにDXを進めていったのか、お話いただきました。

名古屋鉄道株式会社 アシスタントマネージャー 三田 優作 氏

同社では、3年前から生成AI利用のガイドラインを策定・トライアル導入を行い、生成AI活用を進めてきました。
導入段階では、まずAIを使ってみたい希望者を募り、日頃の業務でどのように使えるかを探索していったそうです。その後、社内セミナーや情報共有を進めることで、AIに不慣れな人も「自分たちでも出来る」という意識が持てるようになりました。
「研修をやっただけ」にとどまらず、社内実習プログラムを用意し、伴走支援を行うことで、さらにステップアップできる仕組みを整えてこられたと述べられました。
まずは少人数で着手する、というスモールスタートから、今では遺失物管理やマーケティングにもAIを活用し、効率化・収益アップが行われていることが語られました。

初めての試み、サテライト配信

冒頭でも触れましたが、今回のDXセミナーでは、和歌山市の会場の様子を田辺市の会場に投影するサテライト配信を行いました。初めての試みだったため、担当者は一日ずっとドキドキしっぱなしだったのですが、事前の配信テストも良好、当日の配信テスト、そして本番配信も無事に終えることができました。この場を借りて、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

次回のDXセミナーは7月2日開催!

次回のDXセミナーは、2026年7月2日(火)「AIロボット最前線とDX」と題して開催いたします。是非ご参加ください!

次回セミナーの詳細・お申込みはこちら

※本セミナーは、和歌山県が厚生労働省の採択を受けて実施する「わかやま人材確保・育成支援プロジェクト」の取組のひとつです。
わかやま産業振興財団 地域活性化雇用創造プロジェクト(地プロ)では、このようなDXセミナー開催のほか、DX推進員によるお悩み相談を随時お受けしています。

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