COLUMN コラム

vol.13 DX推進や職場改革に必須な成長マインドセット(Growth Mindset)

DX推進には、成長マインドセット(Growth Mindset)が不可欠です。

スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授が提唱するこの概念は、「人の能力や知性は生まれつき決まっているものではなく、努力や正しいやり方、他者の導きを通じて成長・開発できると信じる考え方」です。

対照的に、人の能力は生まれつき固定され、努力によって変わらないと考えるのが固定マインドセット(Fixed Mindset)です。

アップデートイメージ

「知る」のアップデート

デジタル社会を生き抜く思考法を学ぶ

おススメイメージ

こんな人にオススメ!

製造業必見☆生産性向上したい方、AI・IoT活用、DX推進担当者の方

「よく頑張ったな」努力や過程を褒める成長マインドセット

例えば、わが子が運動会の徒競走で1位になった際に「よく頑張ったな」と、その努力や過程を褒めるのは成長マインドセットに基づくものです。これにより、子どもは失敗を恐れずに次なる挑戦を続ける意欲を育みます。

しかし、「俺に似て生まれつき運動能力が高いな」と、生来の能力を固定的なものとして褒めるのは固定マインドセットです。これは、能力が固定的であるという刷り込みを促し、困難や失敗を避ける傾向につながりかねません。

DX推進における課題に「マインドセットのギャップ」がある

現代のビジネス環境では、デジタル技術の急速な進化に対応するため、企業は絶え間ない変革が求められます。DX推進における大きな課題の一つが、技術スキルの不足に加え、この「マインドセットのギャップ」です。

従来型の業務プロセスや組織構造に慣れた社員にとって、デジタル技術を活用した新たな働き方や価値観への転換は容易ではなく、変化を恐れずに受け入れる柔軟性や積極的にチャレンジする意欲が求められます。

成長マインドセットの醸成が組織にもたらす4つのメリット

成長マインドセットを組織全体に醸成することで、DX推進に多くのメリットがもたらされます。

挑戦を楽しめるようになる

挑戦を前向きに捉え、試行回数が増え、成功体験の好循環が生まれます。

フィードバックからの学習促進

 建設的な批判を自身の成長の糧として受け止め、学習に繋げます。脳の活動も高まることが示されています。

失敗を学習の源と捉える

失敗は成功のもと

DX推進は新たな試みへの挑戦の連続であり、失敗から学びを得て次の挑戦に繋げることが重要です。失敗を責めるのではなく、そのプロセスを評価し、次に活かすことで、心理的に安全な環境が求められます。

高い学習意欲と継続的な努力

新しい知識やスキルを得ることに意欲的で、困難に直面しても諦めずに努力を継続できます。

社員の意識改革を促す「組織文化の変革」でDXを推進しよう

DX推進を成功させるには、単なる技術スキルの習得だけでなく、社員の意識改革を促す組織文化の変革が不可欠です。

そのためには、結果だけでなく過程に目を向け、小さな成功を認め褒めることで自信を育み、社員が自らのマインドセットを育んでいけるよう働きかけることが重要です。また、リーダーシップが不可欠であり、明確なビジョンを示し、変化を恐れずに挑戦する姿勢を見せることで社員を鼓舞し、彼らの意見に耳を傾けるべきです。

このように、DX推進は、技術投資や人材確保だけでなく、「仕組み」として成長マインドセットを組織に根付かせる多角的な取組が成功の鍵を握るのです。

生産性向上・DXに関する支援(地域活性化雇用創造プロジェクト)の詳細はこちら

この記事をシェアする

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • LINEでシェアする

カテゴリ

注目ワード