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先輩採択者の声

移動販売車とカフェで高野口パイルの魅力を発信

自己紹介

橋本市の地場織物である「高野口パイル」を使った製品づくり、普及活動の事業を始めます。
中学入学の時に和歌山県橋本市に引っ越してきて、結婚で一旦県外に出ましたが、家族4人でまた橋本市の実家近くに戻ってきました。
裁縫が得意だった母の影響で、生地や素材が好きになり、いろいろなジャンルのものづくりにチャレンジしてきました。地元の織物会社とのご縁が繋がったことをきっかけに、地場織物には歴史があり、国内外のハイブランドにも信頼が厚いことを知りました。しかし、身近な製品に使われていることは地元でもあまり知られておらず、また、海外の大量生産に押されて地場産業が縮小していることも知りました。そこで、「地元素材を地元から発信する」というコンセプトで、高野口パイルを身近に感じてもらうきっかけ作りとして、かわいい移動販売車を走らせてイベント出店等に出かけたり、地元では気軽に立ち寄れる織物工場カフェをオープンしたり、といった2つの事業の準備をしています。

補助金に応募するきっかけ・応募してよかったこと

きっかけは、やはり「お金」でした。少ない自己資金でどうやって地元の産業を盛り上げるか、公的資金の助けを借りることはできないか? と探したのが始まりです。
補助金を受ける時などに必要な「事業計画書」。これには苦労しました。ただ何度も掘り下げて考えたおかげで、自分は何をやりたいのかが明確になり、そして、やりたいことを人に伝えるスキルも身に付いたような気がします。実際に、橋本市の創業補助金の申請のときも、先にこの補助金向けの事業計画書がほぼ出来上がっていたので、申請書の記入も「転記」する程度の作業で済みましたし、担当者への事業説明もスムーズに行うことができました。また、補助金の窓口である「わかやま産業振興財団」の皆様とのご縁やサポート、そして、同じ補助金を受けられた採択者仲間など、今後の人の繋がりがどんどん広がっていくような気がします。「お金」もとても大きいですが、心強い担当者や仲間の存在は「お金」以上のものがあると思います。

近況紹介(新しい取り組み、良かったこと、困ったことなど)

カフェのオープンに向けてのセルフリノベーション、家具や道具の調達、その後も、地場織物の新しい製品づくりなど、あれこれとやることがあって大変ではありますが、何か1つ行動すると新しい出会いが生まれ、日々やりがいを感じています。製品づくりでは、製造工程の知識がまだまだ足りなくて、地元織物会社の専務とのやりとりの中では、ご迷惑をおかけすることもありますが、みなさんの温かさや優しさに助けられています。

今後の事業の展望

今後は、カフェについては、スタッフを雇って営業日数を増やし、移動販売車については、コロナが収まったら各地を飛び回って注目を集めたいと思っています。
そして、県外各地の織物を使っている個人クリエイター様とコラボをしたり、様々なジャンルのクリエイター様に高野口パイルを使った製品企画にご参加いただいたりして、もっといろいろな角度や目線から、素材の魅力や可能性を見つけていきたいと思います。

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