和歌山県は大学・学生数が少ない?
今回は、産学官連携でいう和歌山県の「学」に注目したいと思います。
2022年文科省学校基本調査によりますと、「近畿の中で和歌山県は大学数、大学学生数が最も少ない県」となっています。
近年、和歌山市に大学、学部等がぞくぞくと新設!
ところが最近、和歌山県の「学」が大きく変わってきているのです!
下に示しますように、和歌山市に薬学、看護、介護を中心に新設大学や新設学部等ができ、学生数も増えてきました。
各大学リンク
県内の学生数が増加。地元大学進学率も向上
学生だけでも2千人弱、これに大学院生、教職員が加わると大学関係者は3千人以上になります。最近、和歌山市に若い人が増えたと感じられませんか?
このような効果もあって、以前は地元大学進学率が全国都道府県で最下位だったのですが、2022年には42位まで上昇し、最下位を脱出しました! 近畿でも最下位を脱出しました!まだ決して高いとは言えませんが、地元進学率がアップしたのは、よかったですね!
2002年と比較した2022年の上昇率は、11.5%で全国3位となっています(参考:2024年新データで読む地域再生、日本経済新聞出版)。
和歌山の「学」と企業様との連携に注力しています
和歌山の「学」が増えたので、我々コーディネーターも和歌山の「学」と企業様との連携に注力しています。なお、最近の産学連携コーディネートの例では、下記があります。
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- 医大薬学部生薬天然物化学研究室と某企業様:特殊製法の桑の葉茶の機能性に関し共同研究。日本農芸化学創立100周年記念事業で採択
- 宝塚医療大リハビリテーション学科と某企業様:フレイル(虚弱)関係の共同研究
- 医大薬学部薬剤学研究室と某企業様:皮膚関係の共同研究
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産学連携、医工連携の事例も増えてきています!
産学官連携、産学連携、企業間連携などが、もっともっと増えて、和歌山発の技術が強いものになって、全国に、そしてグローバルに拡がっていくように目指していきましょう!
次回は産学官連携の具体的な事例をご紹介します。
興味が湧いたら、財団のテクノ振興部まで
産学官連携のことに少しでも興味をお持ちでしたら、まずはお気軽にご相談ください。
公益財団法人わかやま産業振興財団 テクノ振興部テクノ振興班
和歌山市本町二丁目1番地 フォルテワジマ6階
TEL 073-432-5122
(公財)わかやま産業振興財団テクノ振興部の科学技術コーディネーターの三井と、新事業支援コーディネーターの細川です。「大学や公設試のシーズ」と「企業のニーズ」、企業間の連携(マッチング)のお手伝いをしています。その他のことでもお気軽にご相談ください。