コーディネーター何する人ぞ?
コーディネーターとは、ずばりそのまま、「コーディネートする人」という意味です。
コーディネートというと、「今日の服装コーディネートがうまくいった!」のように、服やアクセサリーの組み合わせのことを想像する方も多いのではないでしょうか?
コーディネートには、服装・インテリアを調和するように組み合わせること以外に、「調整する」「まとめる」という意味があります。
私達は、「間に入って調整する人」というポジションです。
皆さんの間に入ります
私達は、いろんな人の間におじゃましています。日々和歌山県内の企業さんを訪問し、みなさんのお困りごと・やりたいことを聞き取ったり、大学や県の研究機関と情報交換をして、最新の研究情報を調べたりしています。
情報収集を通して、「この企業さんのお悩みを、あの先生の研究なら解決できるかも!」ですとか、「この先生がやろうとしている実証実験は、あの企業さんが協力してくれたら良いデータがとれそうだ!」といったふうに、企業・役所・研究機関の垣根をこえて一緒に(=産学官連携※)、課題を解決する糸口を探しているのです。
※産学官連携の詳しい内容は、また別のコラムでお話しできればと思います。
間に入って調整します
そして、是非会いたい/会わせてあげたいと思う研究者・企業・団体同士を「一度話をしてみませんか?」と繋いだり(=マッチング)、マッチングの後も、研究者や企業のみなさんと一緒になって研究の進め方・やり方などを考えたりします。この部分が「調整」ですね。
- ある大学の先生の研究が気になっているけど、どうやってアポイントを取ればいいのかわからない
- こんな技術ができたんだけど、使ってくれる人はいないだろうか?
- こんな技術がほしいんだけど、そういう研究をしている人はいないだろうか?
このようなお悩みは、ぜひ私達、科学技術コーディネーター、新事業支援コーディネーターにご相談ください。
次回は、和歌山県の産学官連携の状況について、見ていきたいと思います。
みなさん、どうぞよろしくおねがいいたします。
福岡県に生まれ、その後8都府県を転々とし、気がつけば6つの方言に対応できるマルチリンガルに。 和歌山県内の日用品メーカーに30年強勤務し、研究開発、新事業、海外支援、品質管理、知財業務など国内外の多くの実務を経験。 人生の半分を過ごした和歌山への思いはひとしおです。和歌山の産業活性化に、私の経験を活かしたいと考えています。