COLUMN コラム

vol.23 中小企業診断士 待谷「顧客体験の改善が売上を伸ばすカギ」

和歌山県よろず支援拠点 中小企業診断士の待谷です!

もっと売上を伸ばしたいと考えたとき、多くの事業者は集客や広告の具体的な手段に目を向けがちです。しかし、実際には個々の施策をバラバラに考えるのではなく、買い手が商品・サービスや店舗そのものを知るところから、購入後までをトータルで考える必要があります。

買い手が商品・サービスを知ってから購入するまでに、いくつものステップがあります。途中のプロセスが分かりにくかったり、ストレスがあったりすると、購入に至らず、途中で離れてしまいます。

顧客の離脱を防ぎ、満足度を向上させるために、カスタマーエクスペリエンス(CX)向上のためのポイントについて解説いたします。

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顧客体験(CX)が売上アップのカギになる

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カスタマーエクスペリエンス(CX)とは

カスタマーエクスペリエンス(CX:Customer Experience)とは、商品・サービスから得られる付加価値だけでなく、購入や利用に至るまでの過程やアフターサポートなどにおいて、顧客が得る体験や価値を指します。日本語では「顧客体験」「顧客体験価値」と言われています。

商品・サービス自体での差別化が難しい昨今、購入前~購入後までの顧客体験を向上させることが重要です。

CXが向上することで、以下のような効果が期待できます。

  • 離脱率の低下 → 売上アップ
  • 顧客満足度の向上 → リピーター増加
  • 口コミ・紹介の増加 → 新規顧客獲得

小規模事業者でもできるCX向上フロー

ステップ1 ペルソナ設定

CX向上のためにはペルソナを明確にする必要があります。そうでなければ、具体的な施策も検討できず、ターゲットに見合った適切な体験価値を提供できません。

ペルソナに関しては過去のコラムをご覧ください。vol.21 中小企業診断士 待谷「『誰に』が決まれば、売上は変わる」 | WAKA-CHEER(ワカチア)

ステップ2 カスタマージャーニーマップの作成

カスタマージャーニーマップとは、顧客が商品やサービスを知ってから、購入・利用し、リピートするまでの流れを整理するものです。目的は、顧客がどの段階でつまずいているのかを可視化し、改善のヒントを得ることです。

以下のように、簡単なカスタマージャーニーマップの作り方をご紹介します。

  ①認知 ②興味 ③購入 ④利用 ⑤リピート
行動 SNS広告で見かけたが、すぐに忘れた ネットで口コミを調べた 途中でやめた   特にフォローもなかったので、別の商品を試した
感情   情報が少なくて不安になった 決済方法が分かりにくく面倒になった 使い方が分からず困った  
対策 誘導するためのランディングページを作成 情報の充実 購入までの導線を短くする How to動画の作成 購入2-3週間後にフォローメールを送信し、困りごとがないか確認

(1)横軸に「顧客の行動の流れ」を、縦軸に「行動・感情・対策」を入力する表を作成します。

(2)顧客の行動の流れを以下の5つのステップに分けます。
難しく考えず、「お客さんの行動を順番に並べる」だけでOKです。

  1. 認知(商品・サービスの存在を知る)
  2. 興味(興味を持ち、比較検討する)
  3. 購入(実際に購入する)
  4. 利用(商品・サービスを使う)
  5. リピート(再購入や他の人への紹介)

(3)各ステップでの顧客の行動・感情を書きます。
ペルソナに基づいて、推測してください。

(4)買い手がつまずくポイントを特定し、改善策を考えます。

例えば、情報が少なくて購入に至らないと考えられるのであれば、どの程度の情報があれば購入に踏み切るかを検討し、情報を充実させる必要があるでしょう。

CX向上のためのポイント

スムーズに買える

購入プロセスの分かりやすさは、購入率に直結します。ECサイトなら、どこに何があるかをすぐに分かるようにする。店舗なら、商品陳列をお客様の導線に合わせる。このように、買い手が途中で迷わないような工夫が必要です。

適切な説明

商品・サービスによって説明の量も変わります。高価なものほど買い手は失敗しないように情報を求めます。

逆に直感的に判断するような商品・サービスは長い文章で説明しても読んでもらえません。必要に応じて図やイラストなどによって、一目で直感的に分かるような工夫も有効です。

選びやすさ

顧客がスムーズに選択できる環境を整えることで、購買意欲を高めることができます。

商品のアイテム数を適切な範囲に絞る、分かりやすく分類する、おすすめの商品を提示するといった手法が考えられます。

まとめ

売上アップのためには、顧客目線で「分かりやすい」「選びやすい」「スムーズな購入体験」を提供していきましょう。

まずは、「自分が顧客だったら、このお店やWebサイトで気持ちよく買い物できるか?」を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。よろず支援拠点がサポートします!

まずはお気軽に「よろず支援拠点」までご連絡ください

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