最大の経営課題は、施工管理者の確保と育成
代表取締役の楠部勝巳氏は「当社は、地元の豊富な間伐材を複合的に絡み合わせた工法(間伐材利用工法)を開発・提案することにより、地域の有用資源を活用した自然と人と社会の共利共生する空間の整備を推進しています。間伐材利用工法は和歌山県のに登録されて以来、県発注工事の引き合いが急増してきました」と話します。
しかし、工事現場を任せられる人材が不足していることや、マンパワーを超えた工事受注残高があるため、複数の受注に対応することができず、品質確保と売上拡大に向けた工事担当者の確保・育成が最大の経営課題でした。
工事部を纏めるリーダーシップのある人材獲得へ
そこで、プロ拠点を通じてを活用し、令和5年に1名を正規雇用しました。それは1 級電気施工管理技士を取得し、大阪で電気工事の設計や見積、現場管理を10 年以上経験した人材でした。
ゆくゆくは工事部長としてリードしてもらうため、土木施工管理技士1級の資格を取得することをミッションとしながら、まずは発注者( 県や町の担当者) や元請・下請・現場作業員との適切なコミュニケーション能力を身につけること、および工事現場での工程管理を習得することからはじめ、現在は資格取得中の他の若手社員と共に、知識・経験・スキルのスパイラルアップに取り組んでいるところだといいます。
「プロフェショナル人材をはじめとする社員の知識・経験・スキルがレベルアップすれば、当社の技術や品質が向上し、お客様の確固たる信頼を勝ち得て、会社の持続的発展につながると確信しています」と、楠部氏は狙いを話します。
工事納期短縮による生産性向上と展示会での間伐材工法の魅力を発信。生産性・売上向上に貢献

プロ人材の瀧川氏。大阪・関西万博Wow!Wakayama!未来へつなぐ、おどろきの国(2025/5/3EXPOメッセ「WASSE」)にて。
プロ人材の瀧川氏がクスベ産業への入社を決意したのは、会社業務の一端を分担するのではなく業務全体に関与できると感じたことと、愛する地元の自然保護にも役立つ仕事だと感じたことが理由でした。
その言葉どおり、瀧川氏は入社後、間伐材の品質・工法管理をはじめ、自ら工事現場に出て、全工程の管理などの複雑な作業を積極的にこなし、竣工までの工事期間の短縮、生産性向上ひいては売上向上に貢献しました。
さらに関西脱炭素フォーラムや建設技術展近畿等の同社展示ブースでは、同社の掲げる「自然を支える土木プロジェクト~防災・減災をめざして~」のプロジェクトマネージャーとして、地域木材利用促進や特殊な苗を使った広葉樹林化など生態系を活用した防災・減災技術の営業活動を行い、地域産業の魅力発信にも貢献しています。
会社名 | 株式会社クスベ産業 |
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所在地 | 〒643-0166 和歌山県有田郡有田川町吉原1360(事務所所在地 吉原429) |
創業 | 1992年 |
TEL | 0737-32-4877 |
URL | |
業種 | 土木工事・とび、土木工事・建設資材販売 |
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