販路拡大のため、ゼロからの海外進出にチャレンジ!
北山正積商店は、「伝統の技、職人の手による本物のたわし」を誇りにして、パームたわし、ペット用たわし等のラインナップを充実させるとともに、百貨店での実演販売やイベント出展、各種商談会へも積極的に参加し、販路拡大を目指して活動してきました。

毎日のブラッシングにぴったりなペット用の「たわし 」

毎日使用し、猫を一日10分以上撫でています。相当気持ちがよいみたいで、猫にせがまれています。もし撫でないと、そのときは寝る前に抗議の声明を発声されます(愛用者からの口コミ)
しかし、たわしの代用商品が多くなってきており、思うように販路開拓、売上増加にはつながりませんでした。
一方で、「HPを改良し、SNSでの発信を強化したところ、国内だけでなく海外からの問合せも来るようになり、当社の商品の魅力を再確認し、国内市場とともに海外への販路拡大の可能性を感じた」と北山氏は話します。
副業・兼業人材が戦略立案から営業実務までを伴走支援
同社にとって海外展開は初めての経験で、知識も無く、商品である「たわし」も海外では認知度が低い状態からのスタートでした。
そこで、大手企業( 総合商社)での経験 と自らのスタートアップで、海外ビジネスの立ち上げ・海外営業の支援を行う副業プロ人材を採用しました。
まずは、副業プロ人材に国内事業・商材の情報をもとに、海外進出の方向性を提案してもらい、どの国の市場をターゲットにして主力商品はどれにするかの選定からはじめました。
それを受けて、副業プロ人材は、既存情報の分析とテストマーケティングを実施し、アメリカ市場をターゲットにすることを提案。その後、アメリカ(市場)にあわせたチラシ等のPR資料の作成、ターゲット顧客の絞込みと営業方法についてのアドバイスと、営業活動の実務を伴走支援しました。
アメリカ市場開拓により、定期的・継続的な受注先の確保に成功
この取組によって、北山正積商店は、サンフランシスコの小売店より、キッチン用たわしやペット用たわしなどの複数商品を受注する事に成功しました。そして取引開始後も、定期的な注文が入り、その商量(商品ラインナップ含む)も増加傾向にあります。
さらに同社の社内においても、アメリカ市場向けの商品開発(デザインやサイズ)に社員が積極的にアイデアを出し合い、SNSでの発信方法を検討するなど、海外市場に進出した事による良い影響が生まれているそうです。
北山氏は「これまで国内にしか目が向いていませんでしたが、副業プロ人材の方に出会えたことで、初めて海外展開にチャレンジすることになり、戦略立案から営業実務まで伴走支援いただきました。大変感謝しています。今後も受注量を確保し、たわし製造技術と想いを未来に継承していきたいと思っています」と意気込みを語っています。
会社名 | 株式会社北山正積商店 |
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所在地 | 〒640-0401 和歌山県紀の川市貴志川町丸栖517 |
設立 | 1969年 |
TEL | 0736-64-3943 |
URL | |
業種 | たわしの製造・販売 |
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