今回のテクノサロン
第190回テクノサロンを令和7年10月24日(金)に開催しました。今回は、「半導体業界の展望と研究者のこれから ~研究者、そして教育者として思うこと~」と題し、大阪公立大学 大学院工学研究科 教授 堀邊 英夫氏をお招きしました。
堀邉氏は、民間企業で半導体の最先端の研究に関わってこられ、その後、教育者、研究者として大学で教鞭をとっておられます。専門は高分子物性のフォトレジスト、つまり半導体製造に欠かせない「光で描く材料」の研究で、国内外から高い評価を受けておられます。
サロンの後半には、前回から引き続き会員企業による発表の場を設け、剤盛堂薬品株式会社 代表取締役 髙橋 良直氏と、三木理研工業株式会社 参与 角元 正人氏から発表いただきました。
テクノサロンとは
テクノサロンとは、財団の賛助会員の中から、特に地域産業技術の向上を図る趣旨にご賛同いただいた会員の方からなる組織です。会員相互の情報交換、人的、技術的な交流を行うとともに見識を高めるため、以下を実施しています。
①講演会の開催
②会員相互の情報交換
③財団事業等の紹介
④先進企業等の視察など
賛助会員、テクノサロン会員は随時募集しておりますので、ご興味ある企業の皆様は、お問合せください。会員特典等をお伝えさせていただきます。
日本の半導体業界の盛衰

大阪公立大学 教授 堀邉氏の講演
堀邉氏には、日本の半導体業界の盛衰の話からこれからの日本のとるべき戦略などについて、ご講演いただきました。ご講演の中では、「そもそも半導体とは何か?」についても、業界に詳しくない参加者に分かりやすくご説明いたただきました。講演では、日本の半導体業界の希望の星として期待されているRapidus株式会社 小池社長の話も出てくるなど堀邉氏の交流の広さをうかがうことができました。
会員企業からの発表
会員企業からの発表は、剤盛堂薬品株式会社の髙橋氏と三木理研工業株式会社の角元氏です。
髙橋氏からは、製薬業界の特有の課題や制約から生じる製薬にあたっての難しさの話に始まり、同社の開発している認知症予防薬について発表していただきました。また、角元氏からは、同社のこれまでの製造製品の特長、特に繊維産業に必要な仕上剤や建築業界で注目されている潜熱蓄熱材について発表していただきました。
とても分かりやすい内容で、改めて会社でご苦労されていること、チャレンジされていることに触れることができ、参加された皆様はお互いに刺激を受けた貴重な時間となりました。

剤盛堂薬品株式会社 髙橋氏 発表

三木理研工業 角元氏 発表
参加者アンケート
皆様のアンケート内容を一部ご紹介させていただきます。
・「今後、国内の半導体産業はどうなるのか、特に国策として行われているTSMCやラピダスは成功するのかご意見が聞きたい。」
・「堀邉先生が和歌山に縁深い先生で、非常に嬉しかった。」
・「製薬業界の現況が知れました。」
・「テクノサロン参加企業のことを知ってるようで、よく分かってなかったことが判明」
当財団では、皆様の協力を得ながら講演会および会員同士の発表会を開催していきたいと考えています。
引続きどうぞよろしくお願いいたします。
今後について
テクノサロンでは、今後も講演会、交流会や企業視察を開催企画しています。
テクノサロン会員にご関心がありましたら、ぜひお問い合わせください。
お問合せ先:(公財)わかやま産業振興財団 テクノ振興部テクノ振興班 073-432-5122
公益財団法人わかやま産業振興財団、テクノ振興部テクノ振興班です。 中小企業等の研究開発に対する支援、生産性向上等に資する研修、産学官連携など、テクノロジーに関する多角的な支援事業を実施しています。