業務効率化と人材確保

人材会社を活用すればすぐに人材が確保できるわけではありません。「欠員」が生じたときの一般的な対応は、現状の従業員でやりくりしながら、採用活動に努めることになります。「現状の従業員でやりくり」するとは、しばらくは他の従業員に負担を強いることがあっても、そんな状況が長く続けば残った従業員も退職してしまう負の連鎖に陥りかねません。
つまり、採用活動をする傍らで業務の効率化も図る必要があると考えます。プロフェッショナル人材戦略拠点においては、DX推進における、例えばペーパーレス化など一つひとつの業務のデジタル化を進めるため、あるいは導入したシステムの運用改善・定着化を図るために、豊富な実務経験をもとに高い課題解決スキルを有した副業・兼業プロ人材の活用についての提案をしております。これについては後ほどご紹介いたします。
また、当財団のDX推進員(地域活性化雇用創造プロジェクト)は、それぞれの企業に応じた業務効率化ツールの選定や支援事業のご紹介などの支援をしていますので、こちらの活用もご検討ください。
企業ブランディングと人材確保
また、首尾よく採用に成功しても、転職されないようにしなければなりません。人材の「奪いあい」は、裏を返せば「奪われあい」ということでもあります。
人材確保がますます困難になる現在において、求職者に選ばれる企業となるために「採用ブランド」の構築・企業価値の向上を図る企業の取り組みを和歌山県(労働政策課)では支援(中小企業採用ブランド構築支援「PROPEL」)しております。求職者に選ばれる企業は、離職者を出さない企業でもあり、結局は近道となります。
しかし、従業員採用活動に追われる中小企業とくに小規模の事業所では、企業ブランディングや従業員の採用を主業務として担当しているセクションはもちろん専任の従業員は、まずいません。つまり、このような事業所においては、先ほどご紹介した「副業・兼業プロ人材」の活用、すなわち、企業ブランド向上や人材確保戦略について毎日考え実行してきた経験を持つ人材の力を借りることが有効なのです。
雇用とはまた違う、「副業プロ人材」の活用
これまで述べてきたような人材確保に関する課題だけでなく、経営課題が多様化・複雑化している現在、全ての経営課題に自社だけで立ち向かい解決することは不可能です。そもそも、中小企業が一つひとつの経営課題の解決のためにそれぞれ専任のそして高いスキルを備えた従業員を雇用する決断は困難です。
そのような現状を打開するために、「特定の経営課題を解決できるスキル」を持った人材を「必要な時に期間限定」で活用する。こういった手法が雇用するよりもリスクもコストも少なく取り入れやすい、という考え方が増えてきています。
この「副業・兼業プロ人材の活用」を強力に促進するため、今年度からは補助金制度ができています。スキルを持った人材のマッチングの際に必要となる「人材紹介会社の手数料」と「人材に支払う報酬」の8割を補助するという制度になります。ぜひ、この補助金を活用して、気になっているけれどやり残している大事な経営課題の解決にチャレンジしませんか?
全国には「副業プロ人材」が多数
全国には様々な分野で企業が活動し、その企業を多くの従業員が各部門で支えています。これは、どのような経営課題であっても解決に関わった経験のあるプロ人材に出会える可能性があることを意味します。
自社だけでは解決できない経営課題の解決に、「副業・兼業プロ人材」を活用して、チャレンジしてください。プロフェッショナル人材戦略拠点がご支援しますので、お気軽に当拠点までお問い合わせください。
公益財団法人わかやま産業振興財団 プロフェッショナル人材戦略拠点
和歌山市本町二丁目1番地 フォルテワジマ6階
TEL 073-433-3100
和歌山県庁在職時に知事室長等を経験し、県の行政全般に関わる。 その後、和歌山商工会議所専務理事としての任期中に、新型コロナ感染症大流行の影響を受けた中小企業の支援に携わり、回復していく企業と落ち込みが続く企業の二極化を目の当たりにした。 「企業の業績アップのチャンスはプロフェッショナル人材にあり」と拠点マネージャーに就任し現在に至る。 状況に悲観せず、プロフェッショナル人材を効果的に活用してみませんか?