技術士の奥野利明です
和歌山県よろず支援拠点コーディネーターの奥野利明です。製造業の会社で28年間勤務の間に、品質管理責任者を経験し、自社の外注委託先である中小企業の品質管理を指導する中で、経営相談に乗ることが多くありました。
その経験から、「品質管理を行うには、まず健全な経営体制を作ることが大事」であることに気づき、中小企業の支援を行うために中途退職して独立しました。
現在は、中小企業の経営について学びなおした上で、自身の経験を元にした技術・品質コンサルタント業を営む傍ら、和歌山県よろず支援拠点コーディネーターとして多くの会社の経営相談に乗っています。
従業員とのコミュニケーションを改善しませんか?
これまでの経験から、製造業に限らず、会社の経営者の方は、従業員とのコミュニケーションがうまくいかないことを悩みとして持たれていることが多いと感じます。
逆に言うと、コミュニケーションを改善し、経営者の思いが従業員に伝わり、従業員が動いてくれるようになれば、課題の多くは解決できる、とも言えます。
この「コミュニケーションの改善」は、決まった方法があるものではなく、それぞれの会社の風土に合わせた方法で行うことになります。
経営課題を明確化するために
よろず支援拠点のコーディネーターの立場では、ご相談者さまの「経営課題を明確化する」ことによって、必要な支援を行えるように、「相談者様の話をしっかり聞き、共感する」ことを心掛けています。
また、その結果として「コミュニケーションの仕組み作り」についての支援を行っています。
さらに、工場運営と品質管理に長く携わっていた経験を生かして、訪問による職場診断、およびHACCP※や現場改善への取組についてのアドバイスも行っています。
製造業出身のため、製造業の方の相談をお受けすることも多いですが、下記の通り、業種や会社の規模にかかわらず対応させていただいております。
(対応例)
・個人経営の飲食業の売上拡大のための課題抽出と伴走支援
・宿泊業(旅館)のデジタル化支援および売上拡大のための伴走支援
・観光業の業務改善(マニュアル化)の支援
・製造業の生産性改善のための定期的な工場視察とアドバイス
・食品製造業のHACCP対応伴走支援(現場視察とアドバイス)
※HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)とは?
HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。
この手法は 国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表され,各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。
引用元:厚生労働省ホームページ
皆さんに寄り添いながら
個人事業主を含め、中小企業の経営者は、すべてのことを自分で決めなければならない、という観点で孤独といえます。
自分で決めることができる楽しさはあるものの、その結果をすべて自分で負わなければならない苦しさもあります。この苦しい部分をサポートするのがよろず支援拠点の大事な役割の一つですので、お気軽にお声がけください。
ご相談に来られる方へ「よろず支援拠点の活用を迷っている方はまずはお電話ください」
ぜひ、「よろずの活用方法について聞いてみたい」とお問い合わせください。
16名(令和6年8月現在)の相談員がさまざまな分野のサポートをしております。ご相談者さまの中には、複数の相談員をうまく活用して、いろんな分野の相談をしている方もいらっしゃいます。よろずでは、みなさまの事業の更なる発展に向けて全力でサポートさせて頂きますので、ぜひお気軽にご連絡ください。
電話番号はこちら TEL 073-433-3100
素材メーカーにて、操業技術、生産技術、技術企画、品質保証の各業務を経験。品質管理責任者として活動する中で、中小企業の抱える課題を解決することの重要性に気づき、中途退社して経営戦略を学び、技術士事務所を開業。素材・品質・経営の3つの観点から中小企業の課題解決を支援している。 奥野技術士事務所代表、株式会社クオリテムCTO、ひょうご航空宇宙プロジェクト・アドバイザー、産業技術短期大学講師、技術士(金属部門)