「採用」でも「外注」でもない、「借りる」という選択肢
企業のみなさんにおかれては、新しい事業へのチャレンジや経営課題の解決のために、一般的には
- 現に在籍する社員の「育成」
- その分野の経験者の新たな「採用」
- 専門の業者に「外注」
で対応されていることと思います。しかし、それぞれ「時間がかかる」「高コストとなる」等の難点があります。
このため、新しい手法として、課題に直面したときに、解決に必要なスキルを持った人材の力を「借りる」ことで、成果を上げている企業が全国で増えています。
副業・兼業プロ人材
都市部では、大企業の多くが社員の「副業」を認めるようになり、また、転職への拒否感が希薄になって、「フリーランス」の方も増えてきました。こういった多くの人材は、自分のスキルを使って副業や兼業で活躍したいと希望しています。その人材のなかから、各企業が解決しなければならない課題についての実務を経験した人材を見つけ、その人材とともに解決に取り組むことは、成功への近道といえます。
また、コロナ禍で「テレワーク」が日常になり、大都市在住の人材が地方の企業活動へ参画することも容易になりました。全国には様々な分野で企業が活動しており、その企業で業務を分担する社員が存在するので、人数が多いか少ないかはありますが、「こういったことを経験した人材はいないか」と探せば、見つけられる可能性があります。
地方の企業でも、高いスキルを持った人材の力を副業・兼業の形で「借りる」ことで、大都市の企業にも決して負けない業績を上げるチャンスがあるのです。
私達はこういった人材を「副業・兼業プロ人材」と呼んでいます。
「副業・兼業プロ人材」のことは当拠点まで
しかしながら、「副業・兼業プロ人材」の活用については、和歌山県内ではほとんど知られていません。ご興味が湧いてきましたら、ぜひ私達、和歌山県プロフェッショナル人材戦略拠点までお声がけください。御社の業種や課題に応じた活用事例をお持ちして、ご説明にまいります。
また、来る令和6年9月18日(水)14時から、「副業・兼業プロ人材活用セミナー」をオンラインで無料開催します。副業人材の活用方法や、財団の支援策、事例紹介では農産品の加工業者の活用事例を中心にご説明します。ぜひご参加ください。
和歌山県庁在職時に知事室長等を経験し、県の行政全般に関わる。 その後、和歌山商工会議所専務理事としての任期中に、新型コロナ感染症大流行の影響を受けた中小企業の支援に携わり、回復していく企業と落ち込みが続く企業の二極化を目の当たりにした。 「企業の業績アップのチャンスはプロフェッショナル人材にあり」と拠点マネージャーに就任し現在に至る。 状況に悲観せず、プロフェッショナル人材を効果的に活用してみませんか?