企業のロゴマークに込められた意味
わたしたちは日常で、多くの企業のロゴやマークを目にします。
なにげなく見かけることが多いと思いますが、企業のロゴやマークには、その企業のビジョンや大切な考え方が強く反映されていることをご存知ですか?
ちなみに私は地方から和歌山に来た移住者で、十年程前、大阪の街中ではじめて「紀陽銀行」さんのマークを見かけました。いわゆるオフィス街の中でかなり目立っていて、思わず「銀行なのになんで宇宙人?」と思ったことを覚えています。
気になって調べたところ、和歌山県の銀行だということがわかりました。それは和歌山に移住する前のことですが、今ではそのなごやかな笑顔に親近感を抱いています。
せっかくなので、今回、その意味を調べてみました。
株式会社紀陽銀行のシンボルマーク
コンセプト:『顔・紀州の太陽』
デザイナー: 祐泉 隆(ゆうせん たかし)氏
「笑顔」を素材にして、「紀州の太陽」を擬人化し、未来社会に向けて温かいサービスを提供するというイメージを表現しています。
顔は太陽、髪はアンテナで情報源、鼻は三日月で宇宙を暗示しています。
口は笑顔のハート型で地域のお客さまへの感謝の気持ちを表しています。
改めてあのシンボルマークが「紀州の太陽を擬人化したもの」だとわかると、地域のお客様を大切にしながら、未来社会を見据えた企業としての意気込み、スケールの大きさを感じられます。
WAKA-CHEERのロゴとデザイン
さて、本題に入ります。WAKA-CHEERのロゴとデザインの意味についてご紹介させてください。
ただ、普通に紹介してもつまらないのでクイズ形式にしてみました。
第一回WAKA-CHEERクイズです。ぜひ、ゆっくりスクロールしながらご覧ください。
Q1.WAKA-CHEERのロゴには何かが隠れています。それは何でしょう?
A1.「K」にメガホンが、「H」に鉛筆が隠れています。
特にメガホンは堂々と描かれていますので、「隠れている」という言い方はちょっとよろしくなかったかもしれませんね。
ところで、なぜメガホンで、なぜ鉛筆なのでしょうか?
それは、どちらも「道具(ツール)」だからです。
メガホンといえば、スポーツなどでおなじみの「応援」の道具、そして鉛筆は「知恵」を書きとめる、最も身近な道具です。
ユーザーのみなさんが、ビジネスについて知らないことを知る、知っていることをさらに深く知る…すなわち「知る」をアップデートできる場として、WAKA-CHEERがみなさんの身近な道具になってほしい、という願いを込めています。
Q2.WAKA-CHEERのフォント(書体)は「かっこよさ」と「親しみやすさ」、どちらを意識しているでしょう?
A2.「親しみやすさ」を意識しています。
本メディアの名前が「WAKA-CHEER(ワカチア)」に至るまでに、名前の案がいくつかあり、それに合わせてロゴ案も複数ありました。
たとえば、デザイナーさんから提案された他案のひとつは、スタイリッシュなフォントで斜体になっていて、「右肩上がり」を連想させるものでした。それらも素晴らしかったのですが、WAKA-CHEER編集部はほぼ満場一致で今の案に決定。
どっしりとして、少し丸みのあるフォントが、わたしたちがイメージするWAKA-CHEERにぴったりでした。
知る人ぞ知るWAKA-CHEER編集部は、公益財団法人わかやま産業振興財団(以下、財団)の職員です。
財団は「ちょっと聞いてみようかな?」と思わせる敷居の低さが特徴で、事業者のみなさんがいつでも気軽に相談していただけるよう、門戸を開いています。
そして財団の職員は、事業者のみなさんから信頼される存在になろうと、それぞれがスキルアップしながら日々職務に邁進しています。
WAKA-CHEERもまた、事業者のみなさんから信頼して頼られる存在になることを目指しているからこそ、「かっこよさ」よりも「親しみやすさ」を大切にしたいのです。
Q3.WAKA-CHEERのところどころにある「虹色の輪」は何を意味しているでしょう?
A3.「緑:事業者のみなさん」、「青:支援者であるわたしたち」、「黄:和歌山の未来」
輪の色は混ざり合い、明るい空気を纏っています。これは「緑:事業者のみなさん」、「青:支援者であるわたしたち」、「黄:和歌山の未来」を表していて、それらがWAKA-CHEERを通じて輪のようにつながり、ひろがり、大きくなっていくことをイメージしています。
Q4. トップ画面には「ある仕掛け」があります。それは何でしょう?
A4.5秒経つと背景の色が変わります。
トップ画面の背景色は、「白→緑→ピンク→青→黄」と徐々に変化します。この変化には、「未来は何色にも変えられる」、「わたしたちが未来をつくる」という意味を込めています。
以上、第一回WAKA-CHEERクイズ、いかがでしたでしょうか?
Q3は特に、イメージの話なので当てるのがとても難しかったと思います。
ちなみに、財団のロゴも3つの色と意味からできているのですが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。
編集部からは、ときどきこのような情報発信をさせていただきますので、お付き合いいただければ幸いです。
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