COLUMN コラム

vol.27 現場に寄り添い、未来をひらく。中小企業のための生産性向上の専門拠点 ― 生産性向上支援センター開設 ―

和歌山県よろず支援拠点生産性向上支援センター 統括サポーターの新田です。

  • 忙しいのに利益が伸びない
  • 人が足りないのに、仕事だけが増えていく
  • 採用しても長続きせず、結局ベテラン社員や社長がその穴を埋めている
  • 効率化したいけれど、何から手をつければいいのかわからない

このような悩みを抱える経営者の皆様のために、2026年4月よろず支援拠点に「生産性向上支援センター」が開設されました。

忙しさに追われる毎日から抜け出し、社員が笑顔で働ける会社をつくり、社長が未来に向けて時間を使えるようになる、そんなお手伝いをさせて頂く専門家チームです。

生産性向上のプロが、無料で、複数回、中小企業等の事業者様の現場を訪問し、生産性に関わる課題を一緒に解決します。

始まったばかりの事業ですが、今回は、生産性向上支援活動について、お話ししたいと思います。

アップデートイメージ

「知る」のアップデート

人手不足時代は「人を増やす」よりも、「今いる人で価値を最大化する仕組みづくり」が成長の鍵になる。

おススメイメージ

こんな人にオススメ!

人手不足の中でも成果を伸ばしたい方、忙しいのに利益が増えず経営の進め方を見直したい方、社長やベテラン社員に業務負担が集中している会社の方

生産性向上の目的

採用難や将来の労働人口減少による人手不足が続く中では、 これまでのように「人を増やして成長する」経営が成立しにくくなっています。 だからこそ、今いる人で成果を最大化するために、労働生産性を高めることが不可欠です。

労働生産性は

付加価値額(※)÷労働投入量

という式で表されます。
(※付加価値とは、売上から材料費や外注費など“外から買ったもの”を引いた、会社が生み出した価値のこと)

つまり労働生産性とは、 「1人あたり、または1時間あたりで生み出した価値」 すなわち 「働く人の稼ぐ力」 の指標です。
そして、生産性向上によって生まれた人的余力や利益を、新たな商品・サービスの開発や、従業員の処遇改善に回していくことが、企業の持続的成長につながります。

現場の課題は、生産性向上の宝庫

業種業態によって、さまざまな生産性低下要因があり、現場の課題は生産性向上の宝庫とも言えます。特に、人的リソースや資金に余裕がない中小企業では、まず現場全体の作業手順やモノの流れを俯瞰し、全体の中でどこがボトルネックになっているかを把握することが重要です。

そのうえで、効果が大きい・実行しやすいといった観点から優先順位の高い課題を抽出し、限られたリソースを集中させて改善を進めることが有効です。

参考として、代表的な業種における“現場の生産性課題と改善策”の例を示します。

代表的な業種の生産性課題と改善策の例

代表的な業種の生産性課題と改善策の例のPDFはこちら

ここで挙げた改善例のように、アナログ作業をデジタル化する改善策は有効ですが、ツールやシステムの導入には一定の投資が伴います。

そのため、業務プロセスの棚卸しや流れの可視化を通じてムダを排除し、シンプルな業務設計と一体で改善を進めることが、成功のポイントとなります。

さらに、このような業務改革を効果的に進めるためにも、生産性向上活動の出発点として、3S・5Sは重要な基盤です。

整理・整頓・清掃(+清潔・しつけ)を通じて職場環境を整えることで、安全性や作業効率が向上します。また、現場のルールやメンバーの意識が揃うことで、改善を継続できる土台が築かれ、その後の省力化や業務改革を効果的に進めることができます。

生産性向上支援センターのご紹介

生産性向上支援センターは、人手不足等の課題に直面する事業者のみなさんが、生産性向上に取り組めるように、国が全国の「よろず支援拠点」内に設置した公的支援組織です。

和歌山県では、様々な業種において生産性向上に関する知識・経験豊富なサポーター12名(統括サポーター、よろず支援拠点コーディネーター兼務5名含む)が、みなさまの現場の課題を一緒に解決いたします。

なお、それぞれのサポーターについては、今後のWAKA-CHEERコラムにて順次ご紹介させていただく予定です。

支援の流れ

支援の流れのイメージ

生産性向上活動における支援の流れをご案内します。

  1. 相談
    ・まずは、お電話またはHPよりご相談ください。
  2. 対面でのご案内
    ・よろず拠点への来所あるいは事業者のみなさんの元へ訪問させていただき、状況確認及び制度をご説明いたします。
  3. 申込書の提出
    ・支援が決まりましたら、「支援申込書」を提出いただききます。
  4. 課題の抽出
    ・サポーターが現場を診断・課題を整理し、事業者のみなさんと確認します。
  5. 支援計画の策定
    ・サポーターと相談の下、「生産性向上取組計画書」を作成いただきます。
  6. 生産性向上の取組(複数回の伴走支援)
    ・生産性向上計画に沿って、サポーターの支援のもと、事業者のみなさんが主体的に生産性向上の取組を進めていきます。(サポーターの現場訪問は、5~10回程度)
  7. 完了報告とフォローアップ
    ・支援完了後に「支援完了同意書」を提出いただきます。
    ・支援完了後のフォローアップとして、年1回のアンケートにご協力お願いします。

わたしたちの『志』

和歌山県よろず支援拠点は、これまでのワンストップ機能に加えて、訪問支援型の生産性向上支援センターが加わり、大きな節目を迎えました。

わたしたちは気持ちを新たに、次の「志」に思いを込めました。

和歌山県よろず支援拠点生産性向上支援センター わたしたちの『志』

和歌山県よろず支援拠点生産性向上支援センター わたしたちの『志』

サポーター一同、みなさんからの支援のご要望をお待ちしております。

お問い合わせ・お申込み先

詳細は下記、公式サイトをご確認ください。

和歌山県よろず支援拠点 生産性向上支援センター

和歌山県よろず支援拠点(公益財団法人わかやま産業振興財団内)
「生産性向上支援センターの件で問い合わせしたい」とお伝えください。

〒640-8033 和歌山市本町二丁目1番地 フォルテワジマ6F
TEL  073-433-3100
FAX  073-432-3314
E-mail:[email protected]
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