CASE STUDY 事例紹介

【DXへの歩み】ビジネスチャットツールを用いることで実現した専門家ネットワークの高効率・高品質な共創

株式会社クロノナイツ

クロロナイツ代表

❝DXへの歩み”の具体例をご紹介

DXとは、デジタルによる変革のこと。データやデジタル技術を用いることで、業務を改善するどころかビジネスモデル自体を変革させ、会社の競争力の強化を目指すものです。

和歌山県内でも、小売業、製造業、飲食業、サービス業…あらゆる業種、あらゆる規模の企業で、DXを目指したデジタル改革が行われています。ご紹介する事例は、自宅オフィスでがんばる個人事業主さんにも、数人でお店を切り盛りしている店長さんにも、工場をいくつもお持ちの社長さんにも幅広く役立つ内容になっていますので、ぜひ自社DXのヒントを見つけてください!

アップデートイメージ

「知る」のアップデート

システム導入の好事例からDXの本質を知る

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こんな人にオススメ!

ビジネスチャットツールを用いた高効率・高品質な共創を実現させたい方

株式会社クロノナイツ

和歌山県橋本市にある株式会社クロノナイツは、地域密着型で和歌山県内の企業・学校等のHP、ECサイトの制作・運用・効果分析、写真や動画の撮影、ドローンによる空撮を支援するWebサイトおよび映像の制作を行っています。

抱えていた課題

クライアントの要件を満たす良質なHPや映像の制作には、各工程別にさまざまなスキルを持つ専門家 チームが必要となります。クロノナイツでは、プロジェクトの規模に応じて複数名の個人営業の専門家からなる遠隔ネットワークを構築し、プロジェクトチームの運営・マネジメントを行っています。

例えば、映像制作の場合、(ヒアリング)→企画→シナリオ・コンテ作成→撮影→編集→音入れ→試写→(納品)という工程になりますが、それぞれの工程のスキルを持つ専門家の緊密なアライアンスによりプロジェクトを進めていく必要があります。

HP制作も同様に、デザイナー、コーダーといった専門家が必要となります。

そのため、プロジェクトの円滑な進行には、ゴールや全体設計の共有をはじめ、制作物の構成、ワイヤーフレーム、デザイン、システム設計、プログラムコード等、制作過程における具体的なパーツの進捗状況をチームメンバーが共有しながら作り上げていくことが重要で、これまで遠隔地にいるメンバーの連携作業に適したツールが無く、業務効率の向上を阻害していました。

撮影機材

撮影機材

課題解決のために

令和5年、業務効率の向上のため、ビジネスチャットツール「Slack」 (米Slack Technologies)を導入し、すべてのメンバーで共有しました。

システム導入の成果

「Slack」は同時に複数のメンバーと絵コンテや映像、デザイン、プログラム等を共有しながら議論をし、プロジェクトを進めることのできるツールで、HPや映像の制作効率が飛躍的に改善しました。

また、複数のプロジェクトを別個に進める機能もあり、プロジェクトマネジメントの効率も大きく改善させることができました。

Slack導入後は、「ChatGPT」などの生成AIツールを積極的に導入して、個々のプロセスの業務効率の向上を図っていきたいとのことです。

今後も次々と登場すると思われるAIツールを使いこなして、高品質の映像やHPを効率よく制作できるよう、専門家同士が共創できるネットワークを拡大・確立し、地域の文化や産業の発展に貢献していきたいと考えられています。

 

※本内容は、令和5年9月発行の『DXへの歩み システム導入事例集』に掲載した内容を加筆修正したものです。https://yarukiouendan.or.jp/waka-cheer/magazine/magazine-1039/

まとめ

自社の課題を整理し必要なツールを導入することで、業務を効率化するとともに専門家同士が共創できるネットワークを構築し、高品位なHP・映像制作サービスの展開を図った好事例です。
AIツールは日々、進化し続けています。自社にとって最適なツールを導入し使いこなすことで、事業変革を起こすことができます。

公益財団法人わかやま産業振興財団は、DX推進を目指す県内中小企業のみなさんを応援しています。
DX推進について聞きたいこと、ご相談は、ぜひ財団のDX推進員まで!

お待ちしています!

 

会社名

株式会社クロノナイツ(令和6年2月法人化)

事業内容 ホームページ制作・映像制作
従業員数 1名
所在地 〒648-0072
和歌山県橋本市東家5-4-16

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