COLUMN コラム

3分で分かるセミナー要約「選ばれるお店になるためのブランディング」

和歌山県よろず支援拠点コーディネーター、デザイナーの榎本(榎本コラムはこちら)です。

  • SNSを頑張っても伝わらない…
  • うちのお店の強みがぼやけている…

こんな思いをお持ちの方に、今すぐにでも行ってほしい2つのポイントがあります。

先日、2025年7月16日に開催したセミナー「選ばれるお店になるためのブランディング」では、株式会社はりまぜデザイン代表の角田誠氏をゲスト講師としてお迎えし、私榎本とともにブランディングの考え方を解説しました。

今回のコラムでは、角田氏から寄稿いただいた内容を中心に、セミナーにご参加いただけなかった方や復習したい方のために、要点をわかりやすくまとめてご紹介します。

【ゲスト講師 角田 誠 氏プロフィール】

「『農業に売る力を!』を掲げ、独自開発の農業に特化した手法【農業プランマーケデザイン手法】で北海道から沖縄まで農業経営者を中心に、全国47都道府県650名以上の未来を作ってきた、業界実績No.1企業「株式会社はりまぜデザイン」の代表取締役。

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ポイント1【消費者は誰か?】

who

あなたのお店の消費者(お客様)は誰ですか?

結論から言うと、この質問に明確に答えられないと選ばれません。

  • どんな人があなたのお店を訪れていますか?
  • どんな人に来てもらいたいですか?

これが「消費者設定」であり、ターゲティングと言います(僕はこのターゲットと言う言葉が嫌いなのでここでは「消費者設定」とします)。

ペルソナ設定はおすすめしません

だからといって、「消費者は誰か?」という解像度を上げるために「和歌山市在住、28歳の女性。大阪のIT関係に勤め、来年には結婚を控えている」などという、いわゆるペルソナはおすすめしません。

これは解像度を上げるために行っているつもりですが、実は単なる「キャラクター設定」なのです。つまり、こんな人はいないのです。いない人を設定し、その人に向けてせっせせっせとアプローチしても意味がありません。

答えは「狭く、広く」。

ではどうするか?それは「狭く、広く」です。

矛盾している言い方に思えますが、これはとても大切です。例えば、弊社株式会社はりまぜデザインは農業専門のデザイン会社です。「農業」と狭め、「農家」と広げます。こうすることで農家であれば老若男女、居住地、国籍を問わず弊社の消費者になるのです。この「農家」という消費者設定と、「農業専門」というブランディングが成功しているので、和歌山の会社ですが全国から依頼があり、47すべての都道府県にお客様がいます。つまり「選ばれている」のです。

ブランディングの順番を意識しましょう

まずは「狭く、広く」消費者を設定しましょう。そして、その消費者が喜んでくれる商品やサービスはなにか?と考えていくのが正しいブランディングの順番です。

一番多い失敗事例は「やりたいからやる」です。これは主語が「私が(は)」になっています。

【事例】あなたがカフェの経営者だった場合

例えば、あなたのお店はカフェだとします。そのカフェの特徴は何でしょうか。仮に「選び抜いた豆を使っている」としてみましょう。ではその特徴、誰が感じていますか? 言い方を変えると「主語は誰ですか?」

「選び抜いた豆を使っている」では、主語は「私が」になっています。なぜ豆を選び抜くのか? それは美味しいコーヒーを飲んでもらいたいからです。ではなぜ飲んでもらいたいのか? それは自分が美味しいと思っているからです。つまり「私が、美味しいと思うこの選び抜いた豆でコーヒーを淹れている」なのです。

商いで最も重要なのは消費者

ここには消費者がいませんよね。商いで最も重要なのは消費者です。消費者に選んでもらえない限りあなたの商品やサービスの存在価値はありません。

申し訳ありません、厳しい言い方をしました。しかし、これをしっかりと理解せずに「私の店の特徴はこれだ」とブランディングしても、それでは単なる自己満足でしかなく、決して選ばれません。

消費者は本当に豆にこだわった一杯を求めているのでしょうか? それよりも長時間くつろげる場所を探しているのかもしれません。窓から見える景色を眺めたいのかもしれません。友達と喋る場所が欲しかったのかもしれません。しっかりとあなたのお店の消費者は誰で何を求めているのか? を考えましょう。

ポイント2【ブランドは「=高級品」ではない】

当日の様子

ブランドとは、商品やサービスのことを「知っている」状態

ブランドと聞くと「自分には関係がない。エルメスやルイヴィトンみたいな高級品がブランドやろ」と思われがちですが全く違います。

現に「ガリガリ君」や「うまい棒」、これらも立派なブランドですよね。では、ブランドとは一体何でしょう。それは商品やサービスのことを「知っている」状態のことなのです。つまり知っているから選ばれ、選ばれるからブランドになるのです。

「知っている」状態をつくり出すことがブランディング

あなたがいくら頑張って良い商品やサービスを提供しても消費者の頭の中に無い、つまり「知らない」とこの世に存在しないのと同じです。そして、この「知っている」状態をいかに作り出すか、これを考えて行うことをブランディングといいます。

「知っている」状態を作り出すデザイン

「知っている」状態にするはどのようにすればよいか。そこで必要になるのがデザインです。

  • お店の看板
  • メニュー、リーフレット
  • webサイト
  • SNSや名刺

すべての媒体において、「ロゴマークを設定する」、「カラーを決める」、「フォント(書体)を揃える」などと、すべての印象を整え、統一していくことが重要です。

すべてが揃うと、いろいろな媒体で視界に入ってきます。そうすることで「よく見かける」状態になります。「よく見かける」ということはつまり「知っている」状態になります。

まとめ

いかがでしたか。まとめると、消費者をしっかり設定し、その消費者が「知っている」状態を作り出すことが、「選ばれる」未来につながります。

今回のコラムでは、角田氏の豊富な実務経験に基づく視点を中心にお伝えしました。私榎本も、随時和歌山県よろず支援拠点にてデザインやブランディングのご相談を承っておりますので、セミナーに参加できなかった方もぜひお気軽にお問い合わせください。

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