今回ピックアップする事業は「海外バイヤー招聘事業」!
わかやま産業振興財団(以下、財団)では、海外ビジネスに関する支援事業を実施しています。
今回は、その中から「海外バイヤー招聘事業」についてのレポートです!
本事業では、海外からバイヤーやディストリビューターをお招きし、県内企業の皆様に商談機会をご提供いたします。1社につきおよそ1時間で、通訳を交えながら商談を実施いたします。
今回お招きしたのは、米国にてデザイン雑貨、デザイン工芸品を取り扱う「AMEICO.INC社」のピーター社長です。
AMEICO社では数多くのデザイン雑貨を取り扱っており、顧客網を拡大しています。
既に米国では1,400件以上の取引先を持ち、デザイン雑貨分野では全米屈指の顧客網を誇ります。
和歌山県の一室で繰り広げられたピーター社長との直接の商談。
どのような商談になったのでしょうか?少し覗いてみましょう!
商談
ピーター社長が和歌山に滞在される2日間。
朝から夕方まで各社1時間で時間割を組み、商談がスタートしました。
参加企業はそれぞれの商品を持ち、プレゼンを行います。当たり前のことですが、それぞれ全く特徴の違う商品でストーリーも異なります。
ピーター社長は1社1社のプレゼンを真剣な眼差しで話を聞いておられ、商品を毎回手に取りながら、参加企業1社1社に真摯に向き合って商談に臨まれていました。
参加企業の皆様も、自社商品のストーリーやこだわりも含めて丁寧にPRをされており、商品への熱い思いが伝わるプレゼンが行われていました。
ピーター社長は商談だけでなく、米国での展開にあたって改善できるポイントなど、助言も含めて様々なお話をされていました。
直接販売との違い
ピーター社長から、直接販売の場合とディストリビューターを通す場合との違いについて、ご説明がありました。ディストリビューターを通すと、仕入れ・在庫・流通だけでなく、現地でのPRやマーケティング全般をディストリビューターが担うため、積極的に営業展開を行うことができます。
一例をお示しすると、直接販売は利益を最大化しやすい点が一つの大きなメリットです。
一方で、自身で販路を開拓する必要があるため、販路拡大に係るコストは高くなります。
ディストリビューターを通す場合は、直接販売と比較すると利益率は下がってしまいます。
一方で、ディストリビューターが販売ネットワークやローカル市場の情報を駆使し、自社に代わって営業を行ってくれます。
そのため販路拡大を実現しやすく、ローカル市場への適応もしやすい点がメリットになります。
どちらが良い悪いでは無く、自社に合う形で取引を進めていくことがとても重要になります。
商談を終えて
商談の結果は様々でしたが、ピーター社長は、全てに共通して、各社の商品のクオリティが高いと評価されていました。AMEICO社では既に日本の商品を取り扱っており、クオリティの高さが日本商品の魅力の一つとのことでした。さらに「日本らしさ」もうまく活用できれば、より販路開拓につながるともおっしゃっていました。
今回、商談ができたことで参加企業の皆様も改めて市場のトレンド感、米国で展開する際に必要なことなどを知ることができたのではないでしょうか。
財団では、様々な海外支援事業を実施しておりますが、令和7年度からは、さらに海外支援事業を拡充していきます。海外への販路拡大は難しい面も多いですが、まずは財団にご相談ください。引き続きよろしくお願いいたします!
【これまでの海外レポート】
〇海外展開基礎セミナー
(https://yarukiouendan.or.jp/waka-cheer/report/report-8308/)
〇スタイルバンコク出展
(https://yarukiouendan.or.jp/waka-cheer/report/report-1709/)
〇NYNOW出展
(https://yarukiouendan.or.jp/waka-cheer/report/report-1698/)
公益財団法人わかやま産業振興財団、経営支援部企業支援班です。県内中小企業の販路拡大を支援する部署です。展示会出展、商談会の開催、受発注の仲介、専門家派遣に加え、海外販路の相談や開拓も行い、企業の成長をサポートします。