「暴れん坊将軍に学ぶ経営の改革」
皆さん、こんにちは!よろず支援拠点の待谷です。
和歌山県出身の歴史上の人物はたくさんいますが、最も知名度が高い人物の一人として、徳川吉宗が挙げられます。
中小事業者が抱える主な課題は「ヒト」と「カネ」についてですが、徳川吉宗の時代も同様に、幕府は財政問題を抱えていました。
私の開催するセミナーで、暴れん坊将軍の徳川吉宗による享保の改革を振り返りながら、中小企業の経営について考えてみました。
セミナーでのポイント
【コストカット】
自ら先頭に立ち倹約に努め、輸入に頼っていた植物の国産化を推進した徳川吉宗ですが、コストカットといっても、のべつまくなし(ひっきりなし)にやっても効果は薄いです。
コストカットをするために、費用をどのように分類するのか、カットすべきポイントはどういったことかについて、お話をさせていただきました。
【収入アップ】
費用の削減といっても限度があります。吉宗は、幕府の財政を確保するための施策を次々に行いました。売上アップといっても、手法ばかりを考えるだけでは上手くいきません。売上の要素を分解したうえで、どこを狙っていくか、どのように考えれば良いかについて、お話をさせていただきました。
【組織改革】
徳川吉宗が、大岡越前守忠相を大抜擢したことは、皆さまもご存知でしょう。
組織をスムーズに運営していくために、どういったことをやっていくべきかについて、お話をさせていただきました。
【コミュニケーション】
徳川吉宗は、庶民の声を吸い上げるために目安箱を設置し実際の施策に生かされました。
コミュニケーションの齟齬(そご)が起こる理由、コミュニケーションを取るためにはということについて、お話をさせていただきました。
【マニュアル化】
成文法規集である公事方御定書(くじかたおさだめがき)の制定により、都度御触書を出す必要がなくなり、裁判にかかる手間や費用が削減されました。
特に、中小企業の場合は、ノウハウが属人化しがちです。品質の安定化や教育にかかるコストの削減のためにも、マニュアル化の重要性について、お話をさせていただきました。
セミナーからのアドバイス
幕府の運営も事業の運営も、限られた資源をどのようにうまく活用して利益を最大化するかという点は、共通しています。
実際に改革に成功した事例にならいながら、改善について考えてみたのですが、間違ってはいけないのは、他者が成功したやり方をマネするのではなく、成功した考え方を取り入れることが必要だということです。
なぜなら、条件は事業者ごとに異なるので、やり方自体も異なるからです。やり方を考えるのではなく、現状とありたい姿を明確にしたうえで、それらのギャップを明確にするところから始めていただければと思います。
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