ソーラーカーを製作してレースに出場することを目指して
学生がソーラーカーを製作する取り組みは2002年頃からは始まりました。
ソーラーカーを作りたいという学生の希望からメンバーを募り、当時日本国内の強豪チームのひとつの和歌山県立紀北工業高校などに見学に行ったりして、全く知識のないところから始まりました。せっかく製作するのだからその性能を評価してもらおうということで、当時日本国内でいくつか開催されていたソーラーカーのレースにも出場しました。
2002年(左)と2005年(右)に製作したソーラーカー
目標をオーストラリア縦断レース完走へ
その後、学生の入れ替わりもありながら、取り組みは継続されました。より高性能なソーラーカーを学生が主体となって製作し、三重県の鈴鹿サーキットで開催される日本最大のソーラーカーレースなどにも参加しました。しかし、残念ながら日本国内でのソーラーカーレース熱が下火になっていき、鈴鹿サーキットで行われるレースも開催されなくなってしまったため、プロジェクトは世界最高峰のソーラーカーレースのひとつBridgestone World Solar Challenge に出場し、完走することを目標に掲げました。
過酷なレースに出場するための車両製作
オーストラリアのダーウィンからアデレードまで約3,000kmを1週間で走破する!
そのためには、発電効率の高いソーラーパネル、高性能なバッテリー、高効率で高性能なモーター、そしてレース環境に耐えうるシャーシが必要となります。そこで、高度な技術を有するカーボン素材の加工職人に指導を仰いだり、優れた技術を持つ金属加工会社と共同研究でパーツを開発したり、数多くの大学や企業を見学したりして車両を製作しました。
ソーラーカー”YATA”
協賛を募り資金調達
ソーラーカー製作には莫大な費用が必要となります。大学もプロジェクトの実施に支援をしますが、ソーラーカーを製作してオーストラリアまで運搬し、レースに参加するために必要な費用を考えると全く十分とは言えません。そこで学生は和歌山市内を中心に企業を訪問して協賛金の寄附を募り、それを資金として活動します。寄附をいただいた感謝の意を表すため、製作した車両には企業名の入ったステッカーを貼り付けたり、活動時に着るポロシャツに企業名を入れたりしています。また企業から要請を受ければ、イベントのお手伝いをしたり、ソーラーカーを展示したりすることもあります。
ここで改めて協賛いただいた企業には感謝申し上げます。どうもありがとうございます。
イベントをお手伝いする学生
目標はまだ未達成、挑戦は継続中
Bridgestone World Solar Challengeは隔年で開催され、和歌山大学ソーラーカープロジェクトは2023年と2025年に出場しています。初めて出場した2023年は約1,000km走行した地点で車両トラブルによりリタイヤしました。
レギュレーションの変更やスペックアップを図って新たな車両を製作して挑んだ2025年はゴールまであと約100kmの地点でコースアウトに伴う車両破損で残念ながら完走を断念しました。帰国した学生はみんな悔しがっていて、2027年に開催される予定のレースに向けて、完走と上位入賞を目標に活動を開始しました.
多くの方にその活動を知ってもらうために各種SNSで情報発信などもしています。
ご興味があればアクセスしてください。
和歌山大学ソーラーカープロジェクト(Facebook)
和歌山大学ソーラーカープロジェクト (X)
目標達成には皆様からのご支援が不可欠です。引き続き応援・ご支援をよろしくお願い致します。
Bridgestone World Solar Challenge 2025に出場したソーラーカー”YATA”と学生
和歌山県内唯一の国立大学法人和歌山大学の中に設置された、主に学内研究者の研究情報の発信と外部資金獲得を業務とする組織です。最新のお知らせなどは産学連携イノベーションセンターのWebページをご覧ください。https://www.wakayama-u.ac.jp/cijr/