COLUMN コラム

vol.18 経営計画・経営戦略策定支援 鈴江「PDCAサイクルで持続的成長」

和歌山県よろず支援拠点の相談員をご紹介します

みなさん、こんにちは。和歌山県よろず支援拠点です。
こちらのコラムでは、日ごろ事業者のみなさんのご相談対応をさせていただく相談員をご紹介させていただきます。ぜひご覧ください。

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経営計画と経営戦略の関係性

中小企業診断士の鈴江です!

私は19年前から企業の経営計画作成とPDCAサイクル定着の支援を行ってきており、前回のコラムvol.17 経営計画・経営戦略策定支援 鈴江「絵に書いた餅にならない実行を」 | WAKA-CHEER(ワカチア)にて、経営計画と経営戦略の関係を紹介しました。今回、下記の図でもう少し詳しく説明します。

図 経営戦略

経営計画と経営戦略の関係性(筆者オリジナル図)

策定のステップはビジョンから

①ビジョン策定

企業は自社の存続と発展のために事業活動をします。それを前提に事業目的・経営理念という旗印を掲げ、ビジョンという長期的に目指す道標を定めます。経営理念に事業目的が含まれることもあります。

②現状分析

経営者は長期のビジョンを目指す上で、現在の自社を取り巻く状況(外部・内部)を把握します。これを現状分析といい、いくつかの分析方法があります。
例えばSWOT分析と呼ばれるのは、自社の内部環境における「Strength(強み)」「Weakness(弱み)」と、外部環境における「Opportunity(機会)」「Threat(脅威)」の4つの要素で分析するフレームワークのことです。

③成長戦略の方向性検討

現状を把握したら、当面の方向性を検討します。前向きな成長を前提に考えると、自社の「Strength(強み)」を外部「Opportunity(機会)」で活かしていく、という成長戦略が基本となります。

④経営計画作成

長期ビジョンを実現するために、経営計画は未来から逆算して作成します。3~5年の中期経営計画、単年度(12か月)経営計画作成の順番が基本です。一方で、直近の売上や資金繰りを把握したいから単年度を先に作成するという場合もありますし、中期計画も一度決めたから絶対ということではなく、環境変化に応じた経営を行うため毎年作り直すこともあります。
経営計画に沿って、各部門ごとの戦略まで具体的に落とし込んでいくのです。

PDCAを回して、持続的な成長につなげる

④で作成した経営計画が、「絵に描いた餅」にならないためにPDCAサイクルをしっかり回すことが大事です。PDCAサイクルとは、PLAN(計画)、DO(実践)、CHECK(評価)、ACTION(改善)を繰り返すことです。

小規模事業者白書(2021年度)によると、PDCAサイクルを回している事業者は3割程度にとどまり、計画を策定していない事業者は4割近く存在します。PDCAサイクルを回している事業者は、経営環境変化への対応ができている方が多く、PDCAサイクルを回していくことの重要性が示唆されています。

経営の全体像を考えながら、今起きている課題に取り組むことは、企業が持続的に成長し、変化の激しい現代で勝ち残るために極めて重要です。

「わかってはいるけど続かないんだよな…」と思い当たる方は、まずはよろず支援拠点にご相談ください。ジムのパーソナルトレーナーにコーチしてもらうようなイメージで、経営計画作成とPDCAサイクル定着に向けて一緒に取り組んでいきましょう。

まずはお気軽に「よろず支援拠点」までご連絡ください

和歌山県よろず支援拠点HPへはこちらの画像をタップしてご覧ください

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