CASE STUDY 事例紹介

【DX事例】システム導入で生じた余力で提案型営業力強化

株式会社パックス

株式会社パックスが取り扱う包装の一例として、テイクアウト用容器を写した写真。スープや丼ものを入れる紙のカップやパックが写っている。

DXの具体例をご紹介

和歌山県 中小企業者 DXの歩み システム導入事例集」の掲載事例が、より読みやすい形になってWAKA-CHEER(ワカチア)にやってきました!
DXとは、デジタルによる変革のこと。データやデジタル技術を用いることで、業務を改善するどころかビジネスモデル自体を変革させ、会社の競争力の強化を目指すものです。

和歌山県内でも、小売業、製造業、飲食業、サービス業…あらゆる業種、あらゆる規模の企業で、DXを目指したデジタル改革が行われています。ご紹介する事例は、自宅オフィスでがんばる個人事業主さんにも、数人でお店を切り盛りしている店長さんにも、工場をいくつもお持ちの社長さんにも幅広く役立つ内容になっていますので、ぜひ自社DXのヒントを見つけてください!

アップデートイメージ

「知る」のアップデート

システム導入の好事例からDXの本質を知る

おススメイメージ

こんな人にオススメ!

システム導入による効率化、データドリブン経営に興味のある方

株式会社パックス

株式会社パックスは、和歌山県新宮市にある企業です。
100社以上の包装資材製造者から、合計10万種類の商品の提供を受け、100を超える個人飲食店に届ける卸売業を営んでいます。

抱えていた課題

株式会社パックスの顧客である個人飲食店からの受注手段は、電話・ファックス・口頭などさまざまで、かつ具体的な商品名も示されない場合が多く、商品特定にも手間がかかり、ミスが多く発生していました。

加えて、サプライチェーンのデジタル化、プラットフォーム化が進む中、卸売業そのものの存在意義が問われており、生存のためには自社の将来像を構築し、顧客満足度最大化のために大きく業務内容変革の舵を切っていく必要がありました。

課題解決のために

株式会社五大オーエー(和歌山県田辺市)と共同で、社内のシステムを統合し、総合販売管理システムとして再構築しました。
管理職・営業職にスマートフォンを支給し、情報の共有化を図りました。
これに加えて、「TANOMU」を導入。顧客のスマートフォンに発注履歴を表示し、顧客自身がリストの中から必要な品目や数量を選択できるシステムを構築し、受注時の混乱解消を図りました。

システム導入の成果

「TANOMU」からの受注データは自動的に社内システムに入力されるため、受注作業の煩雑さが大幅に軽減し、ミスも解消しました。
また、システムに蓄積した受注データに基づき、顧客管理データベースを構築し、顧客ごとの購買行動や嗜好を分析することが可能になりました。

まとめ

管理システム導入により、作業負担軽減とミス解消、さらには顧客分析も実現した事例です。
これにより、多様化する顧客ニーズを深く分析し、顧客へのパッケージ提案など、新たな卸売業の姿を追求する余力も生まれました。

公益財団法人わかやま産業振興財団は、DX推進を目指す県内中小企業のみなさんを応援しています。
DX推進について聞きたいこと、ご相談は、ぜひ財団のDX推進員まで!お待ちしています!

 

会社名 株式会社パックス
事業内容 包装資材卸売
従業員数 20名
所在地 〒647-0043
和歌山県新宮市緑ヶ丘3丁目1−32

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