CASE STUDY 事例紹介

【DX事例】日々の収支の見える化システムを構築

株式会社橘家

DXの具体例をご紹介

和歌山県 中小企業者 DXの歩み システム導入事例集」の掲載事例が、より読みやすい形になってWAKA-CHEER(ワカチア)にやってきました!
DXとは、デジタルによる変革のこと。データやデジタル技術を用いることで、業務を改善するどころかビジネスモデル自体を変革させ、会社の競争力の強化を目指すものです。

和歌山県内でも、小売業、製造業、飲食業、サービス業…あらゆる業種、あらゆる規模の企業で、DXを目指したデジタル改革が行われています。ご紹介する事例は、自宅オフィスでがんばる個人事業主さんにも、数人でお店を切り盛りしている店長さんにも、工場をいくつもお持ちの社長さんにも幅広く役立つ内容になっていますので、ぜひ自社DXのヒントを見つけてください!

アップデートイメージ

「知る」のアップデート

システム導入の好事例からDXの本質を知る!

おススメイメージ

こんな人にオススメ!

システム導入による効率化、データドリブン経営に興味のある方

株式会社橘家

株式会社橘家は、和歌山県有田市にある、1903年創業の老舗料理旅館です。みかん狩りなど観光資源にも恵まれ、結婚式場、パーティー、仕出し、宿泊を中心として安定して営業を行ってきました。
特に、地元漁港で当日朝水揚げされた新鮮な魚介類の提供をはじめとする、地域の食材を使った料理がお客様に愛されています。

橘屋にて提供している新鮮な魚介をつかったお造りの写真。抱えていた課題

コロナ禍の影響により、一時売上げが大きく下がりましたが、その間もネット通販の売上げは堅調。この機に乗じて拡大を図りましたが、限られた要員では十分に対応できませんでした。
また、魚介類等の新鮮な食材はスポット価格での購入となるため、原価の変動は避けられず、手作業による会計処理では日々の損益を把握することができませんでした。

課題解決のために

株式会社TechnologyDock(和歌山県有田郡有田川町)の協力を得て、独自の会計システム「かんたん伝票入力と自動集計システム」を構築。会計業務の大幅な簡略化を図ると同時に、日々の実態の見える化を図りました。

システム導入の成果

業務の属人化を排除し、経営者をはじめ、誰もが食材の在庫状況や、原価を随時チェックできるようになりました。これにより、リアルタイムのデータドリブン経営※で、迅速な経営判断ができるようになりました。
さらに、システム化によって余力がうまれた人員を、ネット通販業務に配置することで、通販業務を強化できました。この結果、首都圏を含む全国への販売が増加し、経営の安定化に大きく貢献しました。

※「データドリブン経営」とは?
データを活用してビジネス上の意思決定を行う経営手法のこと。

まとめ

会計システムを構築することで、単に業務が効率化されただけでなく、経営判断や人員配置など、社内全体の動きを変えることができた事例でした。

公益財団法人わかやま産業振興財団は、DX推進を目指す県内中小企業のみなさんを応援しています。
DX推進について聞きたいこと、ご相談は、ぜひ財団のDX推進員まで!お待ちしています!

 

会社名 株式会社橘家
事業内容 宿泊業・飲食業
従業員数 12名
所在地 〒649-0434
和歌山県有田市宮原町新町17

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