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国内展示会集団出展

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活用事例

国内展示会集団出展事業-第94回 東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2022

萱野織物株式会社

織物製造業

代表取締役 萱野 裕敏

所在地
〒649-7206 和歌山県橋本市学文路46
URL
https://kayano-orimono.co.jp

萱野織物株式会社

昭和19年に創業し、パイル織物の特色を活かして電車・バス等の交通機関の座席シートの生地の製造を手掛けてきた。お客様との確かな信頼のもとに培われてきたその技術と伝統の品質を柱に据え、人々が自宅で過ごす日常をより丁寧に・ストレスフリーな時間にしたいという思いから、ブランド「織物工房K.Y.T」を設立した。消臭効果のあるタツロンαという糸をヨコ糸の一部に採用し、洗うたびにふんわりと空気を含む構造の6重にも織り上げられた『6重ガーゼシリーズ』など、品質の高さにこだわりぬいた商品を数多く展開中。

極上の肌触りを『体感』してもらうために

集団出展事業への参加は、令和3年度に開催された『第3回京都インターナショナル・ギフト・ショー2021』への参加に引き続き、今回で2回目とのこと。
実際にブースに立ち、商談を行っていた萱野社長にお話を伺うと、ECサイトでの販売を中心とするなかで、実物に手を触れられる展示会は、同社こだわりのポイントである「ふわふわの肌触り」を体感してもらう絶好の機会だという。特に今回は、財団の「わかやま企業力向上販売戦略事業(販売力向上コース)」を活用し、専門家の力を借りながら会期中に配布するチラシやブースで流すPR動画を作成するほどの力の入れようだ。「少ない対応人数でもより多くのバイヤーに立ち止まってもらうことが狙い。当社こだわりの極上の肌触りの良さを一人でも多くの人に体感してもらいたい」と意気込んでいた。

展示会ならではの出会い

製品に込めた想いを展示会で伝えるため、財団と共に様々な工夫を講じてきた。展示品ということから生地に手を触れることをためらうバイヤーが多く見受けられたという前回の反省点を踏まえ、展示方法はハンガーで生地を吊るす形に変更。これが功を奏し、「触ってもいいのかな」というバイヤーのためらいを払拭でき、肌触りのよさを存分に実感してもらえたという。 
また、品質の高い生地を探し求めている家具店の寝具担当者との商談に着実につなげることができ、萱野社長は「旅館経営者や美容サロン等普段の業務では中々関わる機会のない分野の方と接することができる展示会への出展の機会は貴重。家具店との接点は出展しなければ得られなかった。当社の生地の品質の良さを体感してもらい、理解してもらえたのが何よりもうれしい」と振り返った。

財団の事業を活用してみて

萱野社長は、「集団出展には、和歌山らしさをブース全体でアピールしながら県内企業の皆で出展していることによる、一体感と心強さがあります。自社ブースでの出展となると、数え切れないほどの出展社が所狭しとブースを構える会場で、全てを一人で背負うような気持ちになると思いますが、集団出展なら、会期中通して何が起きても頼れる財団の職員が近くにいる安心感があります。会期を終えて新たに見えてきた課題も、一緒に考えてくれる点が魅力です。1つ1つ手探りでこなしていく中、どんな困りごともお願いできる職員がアフターフォローについてくれて、気軽に相談ができます」と笑顔で語ってくれた。
「萱野織物だから選ばれる」ことを目標に、同社はこれからも販路開拓に向けて続けて挑戦していく。

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